手術で大切なもの

2 min

こんにちは、産婦人科医のごっそです。

このブログは、普段手術をしている経験をもとに、癖のある産婦人科腹腔鏡手術を少しでもやりやすくするために作成しました。

まず初めにこのブログを始める経緯について説明します。

成長とは・・・

手術が一瞬でうまくなる薬があればほしいですか?

私は欲しくありません。

その理由は・・・

成長こそ人生だから

これに尽きます。できなかったことが出来たときの充実感はたまらないですよね。

初めて自転車に乗れた瞬間。できなかった問題が解けたときの瞬間。初めて手術を執刀した瞬間。

これらを達成した瞬間の感覚は皆さん染み付いているのではないでしょうか。

人生の自己実現のために成長は欠かせない要素ですよね。

なので、個人的には成長にこそ人生があると思っています。

世間には、これをするとすぐに上手になるとか、これをすれば成功するとうたう本やセミナーがあふれています。

これはたくさんの人がうまくなり成功したいと熱望している証拠になります。

成長はどのように進んでいくのでしょう。

うまい人ほど調子に乗らない理由

上手な先生の話を聞くと

謙虚に「手術は今でも怖がりながらしている。」と言い、

逆に成長し始めの先生に話を聞くと

嬉しそうに「最近すべてがひとりで出来るような気がします。」と言う。

実はこれ、ダニングクルーガー効果というバイアスにかかっている状態です。

ダニングクルーガー効果とはやり始め程すぐに自信がつき、一度の失敗をおこすことで自信がなくなり、その後徐々に取り戻していくという人間の特性をしめしたものです

つまり手痛い失敗を経験していない若手ほど自信満々で、酸いも甘いも知るベテランほど謙虚な自信を持っているということです。

つまり成長とは謙虚に知識と経験を貯めていくということではないでしょうか。

これからのサイト運営について

今まで、私は戦略的に手術、特に腹腔鏡に関する練習や、環境整備を行い、苦しみもがきながら多くの失敗を経て、数100件以上の腹腔鏡手術を経験してきました。

今になってから思ったのです。

成長が鈍化してきたぞ・・・

その停滞を打破するために、知人、先輩、本、ブログ、Youtube、メルマガといった、ありとあらゆる情報源を探りました。

その中でいくつか答えのようなものを見つけました。

徐々に人間は、他人を成長させることに尽力を尽くし始める。そしてそれが生きがいになることがある。

確かに、後輩指導をしているときに生きがいを感じることが多々ありました。

このブログでは私が見つけた手術の処方箋となるメソッドを発信していきます。

発信内容

周りの先生からは、言語化をすることが上手といわれることが多いです。それもそのはず。

「ちゃんとやれ!!!」

そうと言われながら、”ちゃんとする”を自分なりに言語化をずっとしてきました。

手術メモも数百以上あります。

そのメモを参考にしながら、なるべく具体的に言語化して発信していきます。

個人的な経験が多いため、場所が変わればすべて変わるものと思います。

もちろん手ぶらでよいです。ぜひ楽しんでいってください。

まとめ

成長とは、過去の自分よりもうまくなることをさす。成長を繰り返すことで人生は華やかなものとなる。しかし、成長に当たって失敗や壁は必ず出てくるもの。ダニングクルーガー効果にみられるように失敗を経て謙虚で強固な自信を持つことが出来る。これまでの手術経験をもとに、壁を乗り越えられる”はしご”のような記事の発信を行っていく。

ごっそ

ごっそ

百名以上からベスト指導医に選出された8年目若手産婦人科医。研修医時代から腹腔鏡練習や動画メインでの復習を欠かさず、たくさんの失敗を乗り越え現在ダグラス窩閉鎖症例やキロ越えのTLH(RASH)を執刀中。日本産科婦人科学会の若手医員選出。教育を充実させる目的で情報発信を開始しています。

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